1more(ワンモア)はシャオミー(小米/Xiaomi)のオーディオブランドとしてスタートした企業で、その高いコストパフォーマンスによって瞬く間に世界のローエンドイヤホン市場を席巻しました。その1moreも完全ワイヤレスカテゴリに注目、2019年春に初の完全ワイヤレス「E1026BT-I」を発売したことは記憶に新しいところです。
その1moreが、9月7・8日に中国・広州で開催された「国際耳机展」(国際ヘッドフォン展示会)にて、完全ワイヤレスの新作を公開しました。なかなか気合が入ったスペックです。
BA×1、ダイナミック×1のデュアルドライバー
最大の特徴は、BA(バランスドアーマチュア)ドライバー×1基とダイナミックドライバー×1基のハイブリッド構造にあります。ドライバー径など詳細は不明ですが、それぞれ独立したチューニングを施しているとのことで、音質にこだわったモデルといえそうです。
ANC/アクティブノイズキャンセリング機能への対応にも注目です。2基のマイクを搭載ということで、高いノイズ低減効果が期待されます。
コーデックにはSBC/AACにくわえaptXをサポートすることから、Qualcomm製Bluetooth SoCを採用しているようですが、充電ケースをあわせた連続再生時間は最大24時間(イヤホンのみでは7時間)、15分の高速充電で3時間の再生が可能と、比較的新しいチップと推定されます。充電ケースがQi方式のワイヤレス充電をサポートすることもポイントです。
発売は、中国最大のネットセールの日「独身の日」(双11)となる予定です。現在のところ日本での発売日および価格は不明ですが、ノイズキャンセリングにワイヤレス充電と勘所を押さえていますから、要注目モデルになりそうですよ!