【音質傾向・評価】
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【 詳細レビュー】
デザイン
ハウジングはマグネシウム合金製で質感も良好。外側表面に切削加工の跡のような紋様が見えますが、どのなたも不満の無いレベルだと思います。細部が気になる方はご注意を。
総じて、価格以上の高級感を備えています。
音質
DAP(プレーヤー)として A&Ultima SP1000を組みあわせ、ハイレゾ音源で試聴しました。
数々のイヤホンを試聴してきましたが、本機は音が出た瞬間に「 美音 」と直感するでほどの高音質。ボーカルはシルキーな耳触りが心地よく、長時間のリスニングでも疲れないでしょう。 特に「声」の有機的な表現力は印象的で、高品位録音の女性ジャズボーカルは、聴き飽きることがありません。
搭載しているバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーは、高品質で知られる Knowles製 の「TWFK-30017-000」を搭載とのことで、こうした情報の開示も安心材料ですね。
BAドライバーは一般的に低域の量感再生が苦手ですが、本機はφ10mmの振動板を備えたダイナミックドライバーとの組み合わせによるハイブリッドモデル低域もしっかり。量感と質感のバランスがニュートラルで中高域とのマッチングもよく、全体として完全度の高いサウンドです。
装着感
一般的に金属素材のイヤホンは重くなりがちですが、本機は比較的軽量なマグネシウム合金製で、重量感は樹脂製の製品と遜色ありません。
本体およびノズルの形状も適切で、フィット感は良好です。
イヤーチップはシリコンタイプが3サイズ、フォームタイプが2サイズ(長さ違い)が付属していて、どなたにも快適なフィット感が得られると思います。
機能性・ほか
ケーブルは着脱が可能です。ハウジング側の端子はMMCXタイプではないので、一般的に販売されている交換用ケーブル(リケーブル)は利用できませんが、本機の2ピン方式は端子部の接触が安定している点で安心です。ケーブルが断線すれば、2ピンタイプで本機に対応するケーブルを購入すると、末永く使うことができます。
総評
「Whizzer」は 聞き慣れないブランドで、この価格帯の製品を購入するのは勇気が要るかもしれませんが、その分、この価格でこれほどの音質を実現しているのは驚きです。つまり掘り出し物。
まさに、専門家が実際に試して評価する、この「耳達」サイトならではのお勧めアイテムですので、是非チェックしてみてください!